久しぶりに、京都・平野神社までドライブで連れて行ってもらいました。桜の名所で有名ですが、私は境内の大きな楠(御神木)に触れたかったのです。
息子が生まれた時に、この大木のように健やかで強く育って欲しいと願い、絵馬を書いて奉納したのが、まるで昨日の事のように思い出されました。
その息子はもうすぐ中2。願掛けのご利益か、父方の遺伝子の強さゆえか(笑)、健康にまっすぐ育ってくれています。
どっしりとして、ごつごつと大きな幹に両手で触れて、全身で巨木のパワーを感じて頂いて帰りました。境内にいるだけで心地よい波動に包まれる感覚がする、大好きな神社の一つです。
朝から体調はあまり良くなかったのですが、薬を飲んででも出かけられて、懐かしい平野神社にお参りが出来て嬉しかったです。
神社は私の貴重なパワースポット。行くだけで全身が何だか活性化し、体の調子が良くなる不思議な場所が確かにあります。
緑が多く、鳥の鳴き声だけが響くような、静かで空気の良い神社が多いので、心が落ち着くのかもしれません。
10年後は誰にも分からない。この世に存在するのかどうかも含めて。
23歳の時、京都の自宅で阪神淡路大震災を経験しました。本棚が崩れた程度で済みましたが、友人には被災者が出ました。
あの日から今年でもう20年。人生明日には何が起きるか分からない。横倒しになった阪神高速の高架道路を見て、被災地の友人と連絡が取れない不安な日々を経て、つくづくそう実感しました。
27歳で国際結婚をし、29歳で長男を出産し、直後に産後うつ病を発症しました。
希望の大学に入学し、将来への夢に溢れていた19歳の私からは、想像すら出来ない10年後の自分の現実が、そこにありました。
39歳でうつ病が再発しました。40歳の誕生日は、自宅のベッドに寝た切りの状態で迎えました。新たなスタートを40代から切ろうと思っていたのに、信じられない気持ちでした。
30歳の時の私は、産後うつを乗り切って0歳の息子と至福の育児時間を過ごしていました。これから仕事を再開して、自分の夢と家庭生活を両立する気満々でいました。
そして、42歳で2度目の再発と体調悪化。定まらない病名、収まらない苦しい症状と不安に、死を覚悟しました。
43歳の現在は、短期間の検査入院生活を経て「双極性障害」との診断を受け、戸惑いを覚えながらも、毎日ジェットコースターのように上がり下がりを繰り返して安定しない体調と精神状態を持て余しながら、もうじき44歳を迎えようとしています。
10年後、53歳になってまだ生きているとしたら、どんな人生を過ごしているのか、今の私には想像もつきません。
願わくば、今胸に抱いている夢が少しでも実現していることと、ある程度病気の症状が「寛解」していてくれればと、祈るばかりです。
一日でも長く、元気な状態で、大好きな家族と、猫と一緒に暮らしていたい。
ささやかな、本当に心からの、私の願いです。