双極性Ⅱ型障害とCFS~病気を抱えてぼちぼち生きる!

仕事・結婚・出産・子育てと仕事の両立・・・と走り続けていたら、40代になって急に動けない体になってしまいました。

もしも私がこの世から消えたなら

私には、この世の中で母親と息子以外に絶対的に信じられる人が、一人だけいます。

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残念ながら、それは生涯のパートナーだと信じて結婚した人ではありません。

 

最近、とても悲しく残念でたまらないことがありました。

 

その一つは、17年間も結婚生活を共にしてきた、誰よりも頼りにして、信じて、助け合って生きてきたと思っていた相手が、全く私のことをこれっぽっちも理解していなかったこと。理解しないまでも、歩み寄ろうとか、分かろうとすら、しようとすることを放棄されたこと。

 

自身の治らない病気に加え、実母が脳卒中で倒れて認知症を発症して以来、この世でたった一人の最大の理解者であった母が、じわじわと記憶も生きる気力も失われていくのを、じっと耐えながら見守るしかない日々。

そんな苦しみに身体も心も悲鳴をあげて、人生最大の精神的な危機に陥っていた私が救けを求めたところ、救うどころかナイフでめった刺しにするような態度や言動を、人生の伴走者である人がとったこと。

 

これは、心底私を絶望に突き落とし、前向きに生きる気力を奪いました。

今は何とか立ち直って、仕方がない、他人に過剰な期待をしてはならない、自分で自分を肯定して認めて、励まし支えていくしかない。そう心に言い聞かせています。

 

私には何があっても味方でいてくれる息子がいる。私の落ち込みを心配して、忙しい中でも私の為に時間を割いてくれる友人がいる。それだけを支えに、今は生きています。

 

もう一つは、たまたまネットで知り合った、統合失調症を長年患いながらも社会復帰するまでに快方に向かった方と、とても良い関係を築いていると思っていたのに、私が彼女を案ずる余りに書き込んでしまった言動に対して、激烈な批判と拒絶と、信じていたのに見損なった的な書き込みを、山ほど投げつけられたこと。

 

お互いに難しい病を患う者同士、ネット上だけの関係であっても、支えあえたらと願っていました。最近仕事に復帰して、失敗して辞めて、会社への批判ばかりを書き込んでいる彼女が心配になって、あまり無理をしないように、また失敗することが無いよう、腹が立っても現実の会社側の視点からも物事を見られるようにと思って書いたことが、彼女を深く傷つけてしまったようです。

 

人間を相手にするのは本当に難しい。他人との距離を上手く測るのは、私には心底難しい。大人になって少しは成長して、そこそこ上手くやれるようになったと思っていたけれど、やっぱり私は不器用です。

私にはそんな意図はなくても、いつも誤解されたり、曲解されたり、批判されたり、そんなことばかり。よほど私の伝え方が下手なのか。要領が悪いのか。

まあ、器用に生きられる人間なら、そもそも今の様な病気は発症していませんよね。

 

そんな私にも、たった一人だけ、全くの赤の他人なのに、私をとても理解してくれて、支えて励まして下さって、心に寄り添って下さっている方が、たった一人だけいます。

 

辛い時、苦しい時、涙が止まらない時、誰かに心の内を吐き出さずにはいられなくなった時、死にたくなった時、私はその人に向けてノートに手紙を書いています。

 

そうすると、傍にいて話を聴いてもらえている気持ちになれて、少し心が慰められて落ち着くのです。現実にはそうそう私一人の為に、その人を煩わせる訳にはいきません。大切に想うひとだから、尚更迷惑はかけたくない。元気だった時の私の姿だけ、心の中に留めておいて欲しい。そう願うからです。

 

でも、もし私がいつか、病気であれ事故であれ寿命であれ、この世から消えてなくなる時が来たら、その時にまだ彼が存命であったなら、私の心の内を綴ったノートが彼にどうか届くようにと、そう思いながら、今日も力のある限り書いています。

 

信じられる存在に、たった一人でもこの世で出会えたことに、ただ感謝。

息子とその人がこの世に生きていてくれる。二人とも誰よりも幸せになって欲しいと、いつもいつもそれだけを、祈るように願っています。

 

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