昨日、恩師と久しぶりにお会いしました。息子を連れて、ゼミの様子を聴講させてもらい、息子を紹介することが出来ました。
先生はお元気でした。ゼミの同期の友人や、後輩達と一緒に、楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
私の体調は数日前からあまり良いとは言えず、でもこの日だけは何としても行きたかったので、薬を飲んで、少し無理をして、母校まで息子を連れて行きました。
高校受験への意欲があまりなく、将来の夢や希望や好きなことがまだまだ具体的に見えていない息子に、大学という未知の世界の楽しさや厳しさ、面白さを少しだけ覗かせてやりたかったのです。
私が過ごした人生最良の時間を共にした、恩師や友人達。
学ぶ時は楽しくもハードに学び、遊ぶ時はみんなでおもいっきり遊ぶ。そんな良きゼミの伝統が続いている姿を、後輩達全員から相変わらず慕われておられる先生の姿を、改めて見ることが出来て、本当に良かった。
大学時代の全ての出会いに、心から、感謝したいと思いました。
今も暖かく見守って下さる恩師と、何でも相談できる仲間。そうした繋がりを卒業してから何十年立っていても、お互いに歩んでいる人生は様々でも、こうして切れずに保ち続けていられること。
集まったらすぐに20代の頃にタイムスリップしたかのような気分になれること。歳を重ねても変わらない何か、目には見えない絆のようなものが、互いの間にあるのを信じられること。
今の私にとっては、まるで命綱のように大切な大切な、絆です。
ゼミ終了後に居酒屋で、息子が先生や学生たちに色々話しかけてもらっているのを見つめながら、先生が後輩達と楽しそうに語り合っておられる姿を見ながら、後輩たちが若々しいパワーに溢れて盛り上がっている様子を見ながら、私は壁にもたれて足を投げ出し、あの頃の若くて元気だった自分の姿を、離れた場所で独り遠くから見つめているような気持ちで、ただ、黙ってそこに座っていました。
待ちに待った日であったけれど、元気全開で団欒の輪に加われる程のパワーが、昨日の私にはありませんでした。
楽しそうな皆の姿を眺めながら、同じ空間にいるはずなのに、何故か自分だけが切り離された世界へ連れて行かれていて、懐かしむような、羨むような、幸せなような、寂しいような、何だか複雑な心持で、過ごした時間でした。
早く元気を取り戻して、心から仲間と楽しい時間を分かち合いたい。
本当にそんな日が来ると、信じてもいいのでしょうか?
願ってもいいのでしょうか?
昨日の時間を一緒に過ごした、先生、友人達、息子、後輩達、お店の人達。
みんなみんな、幸せになって欲しい。
今の幸せを大切に、出会いを大事にして、生きて行って欲しい。
健康は失われて初めて気づく、何よりの宝物。
このブログを読んで下さっているあなたも、どうか、自分の体と心を一番大切にして、今あるささやかな幸せを守り続けて、生きて行って下さい。
苦しみのどん底から抜け出せないあなたも、私と共に、とことんまで、生き抜いてやりましょう。
見えない絆がきっと、このブログにも繋がることを信じて、これからも書いていきます。