双極性Ⅱ型障害とCFS~病気を抱えてぼちぼち生きる!

仕事・結婚・出産・子育てと仕事の両立・・・と走り続けていたら、40代になって急に動けない体になってしまいました。

治療という長い道程の始まり

病気を発病直後の私は、自宅で文字通りほぼ寝たきりの状態でした。

徒歩1分のコンビニまでさえ、歩いて行けず、自宅で歩き回るだけで吐き気がして、動けなくなってしまう。

 

全身の何とも形容しようのない倦怠感。猛烈なだるさに、連日襲われる。

まるで全身から、エネルギーが抜けて行くかのよう。体に力が入らず、動こうとすると腰から足が砕けたようにぐにゃっと倒れて、まともに歩けない。

 

起きていてもつらい。ベッドに横になっていても、身の置き所がないくらい、つらい。一番ひどい時は、ただ薬と鎮痛剤を飲んで、ベッドでのたうち回るばかり。

 

頭の中に鉛でも詰まっているのかと思う程の頭痛。吐き気。

眠れない。夜中にすぐ目が覚める。眠っても悪夢ばかりよく見る。

 

これまでの人生で、人並み以上に頑健という訳ではないけれど、学生時代はずっと運動部、子供の頃からスキーを続け、大学時代は自転車通学で、余りの走りの早さに友人が原付より早いと笑い話のネタにするような、そんな10代、20代を過ごしていた人間でした。

 

そんな私が、今ではまるで廃人のよう。

ただ生きてるだけ。寝てるだけ。何も出来ない。どこへも一人で行けない。

そんな自分が、ただただ情けなく、くやしく、悲しく、家族にも申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

とりあえず治療としては、坑うつ剤のジェイゾロフトと、不安を抑えるリーゼを処方されたと思います。途中からは一時ドグマチールも。

 

でも数ヶ月間全く効果が出てくる様子がないため、当時はまだ承認されたばかりのSNRIサインバルタ」という薬を試してみようか?と、先生に提案されました。

 

私は毎日藁をもすがる気持ちだったので、いまの状態をマシにしてくれるなら、どんな薬でも試してみたい心境でした。

 

サインバルタを試し始めて数か月、運よく自分の体に相性が良かったのか、少しずつ効果が表れ始め、体がわずかではあっても楽になって、動ける時間が増えてきたのです。

 

終わりのないトンネルの様な毎日の中に、一筋の光がようやく見えた瞬間でした。

 


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